分子科学研究所の概要 37
2-10 広報室
従来から広報委員会の中の実行部隊として活動していた組織を,今年度から広報室と名称を改め,名実とも広報活 動の中心組織とした。したがって,広報室が日常的な広報活動や広報に関する企画を行い,広報委員会を必要に応じ てこれらに関する意見を聴取し,また,議論する場とすることとした。今年度の広報室のメンバーは,広報室長,広 報室長補佐(両方とも教授の兼任),技術職員,技術支援員の各1名である。
分子研公式ホームページに関しては,昨年度の全面的改訂に引き続き,より見やすい,また,コンテンツの充実を 図るべく逐次見直しを行っている。ホームページのアクセス状況の解析も始めたが,今後これをどこまで行い,改訂 に結び付けるかは今後の課題である。
出版物としては,昨年度の「分子科学研究所要覧」に代わるパンフレット「分子科学研究所」を更新し2006- 2007年版として,また,この英語版も刊行した。分子研の英文の出版物は A nnual R ev i ew のみであり,分子研の概 要を英文で要領よくまとめたものとしてはこれが開所以来始めての出版物となる。この他に,「分子研レターズ」を 大幅に改訂した。この出版物は,分子科学のコミュニティー誌として昭和51年に誕生したが,最後のリニューアル から7年近くが経過していた。そこで,分子研と分子研 O B を含むコミュニティーの研究者との絆をより強くするコ ミュニティー誌として内容と装丁を改訂した。コンテンツには「O B の今」,「@総研大」などの新たなコンテンツを 導入すると共に,立花隆氏と中村宏樹所長の基礎科学についての意見を組み込んだ。装丁は,従来からの単調なデザ インを一新し,2色刷り(部分的には4色刷り)を基本としたデザイン性のある紙面とした。
本年度は分子科学研究所の一般公開があり,広報室は「展示班」と「広報班」における業務を担当し,主にポスター などの製作を行った。「モノのはじまり〜ナノの世界へようこそ」のキャッチコピーのもとにポスター,当日配布の 案内図,一般公開公式ホームページなどを統一したデザインで作成した。
3月と9月に東京で行われた一般市民を対象とした自然科学研究機構シンポジウムにおいて,展示ブースにおいて 広報室がパネルや映像を使って研究所とその研究内容の概要を紹介した。特に,9月は分子科学研究所が主体となっ たシンポジウムであったため,展示ブースのみならず,シンポジウムの企画にも深く関わった。
この他にも,研究所主催の種々の研究会をできるだけ広く周知するためにポスターを作製・配布し,所員や学生の 研究会などでのポスター発表のためのポスター印刷などの手助けも日常業務として行っている。
今後,広報室はますます重要な役割を担うことになる。広報室が単に様々な行事に受身的な業務執行機関としてで はなく,より積極的な広報の企画とその実行をする力をつけなくてはならない。また,自然科学研究機構の広報や機 構内の他研究所との広報との連携強化も今後の課題である。また,さらに各種出版物のそれぞれの役割をはっきりさ せることにより,整理統合をはかることも必要である。
分子研レターズ54
表紙 一般公開ポスター